こんにちは、さだぢです。
転職エージェントのサービスって結構あると思うんですけど、デザイナー系とか3DCG屋とかのクリエイター向けの転職エージェントに関してはそんなに数多くない。
「クリエイター向けにどんな転職エージェントがあるのか」「実際に使ってみた個人の声が知りたい」とか転職のタイミングで気になって調べた時にサービスを使ったこともなさそうで誰が書いたかもよく分からないサイトしかない現状…。
最近だと肩書きを偽って運営されてるサイトも増えて「リアルな声はGoogleで中々出てこないよね」っていう愚痴も書いてて、大体が「2次情報以下」で「1次情報」として見れるソースが全然ない上に大体良いことしか書かれてない思いもあって当事者としてクリエイター向けの転職エージェントを実際に使いながら特徴を比較してまとめつつ感想を書いてます。
目次
クリエイター向け転職エージェントを色々使ってみた
マイナビクリエイターは転職よりも未経験からの就職に使える?
「マイナビ」系統の求人広告で良く見るけど、クリエイター向けに特化したサービスがあるのは全然知りませんでした。
「マイナビクリエイター」はどんな感じか気になって利用した感想としては、名前ほどの専門性は感じなかったけどネットでググった求人票や応募要項より具体的な情報は手に入るかなぁって印象…良くも悪くもクリエイター職に理解のある総合系のサービスって感じ。
クリエイター系って言ってるけど実績見るとWeb系以外は弱そう。
履歴書、職務経歴書、ポートフォリオに関しては自分で進めて用意してたからほとんどアドバイス貰えなかったけど、準備しなかったりめちゃくちゃな書類を作ってくる人にはその辺のサポートは感謝されてるっぽいけども…。結構ドライというか雑というか…事前にポートフォリオや書類を送らせた割に全然見てない感が伝わる対応だったのが辛い
求人のゴリ押しはして来なかったし、現状の転職事情や相談したら「うちより他の特化型のエージェントの方がいいかもね」と言われたものの相性はよくなかったかなぁっていう…ググるとおすすめしてるサイトが多いけど微妙。
公式サイトを見るとマイナビクリエイターは転職エージェントというより学生含めた実務未経験や第二新卒も含めたクリエイターの就職支援全般を担ってるっぽいので、もし興味あるならこれから転職しようってクリエイターよりも経験が浅い人の方が就職面で恩恵を受けられるかなぁって思います。ちなみに未経験っていうのは実務や業界で、って意味よ
あと場所が新宿だけど、初見で非常に分かりにくくて迷子になったので分かりやすいアクセスマップを作って欲しい。
- ポートフォリオはあるけど実務経験がない
- 自分一人で就職活動が中々上手く行ってない
- 新卒、第二新卒レベルの人
- Web業界に行きたい
転職の相談するならレバテックキャリアが一番使いやすかったかも
レバテックキャリアはクリエイター向けっぽくて登録したけど…ホームページをよく見ると正直なところエンジニア寄りっぽい?
登録したら電話でヒアリングすることになって、電話ではなくオンライン通話がいいと希望したところskypeでの通話を提案されました。
他の転職エージェントは全て対面で面談だったので「あれ?」と思いつつ…。
ヒアリングまでの進め方も機械的で使ってるツールも古くてちょっと抵抗感あったけど、実際にSkypeで話したら思ってたより他より時間をかけてグサッと聞かれたし、事前に提出した希望に対してどういう転職の進め方をしたらいいか他と比べて本音で話してくれたので一番相談し甲斐があったかも。
ただ、後日まさかの紹介できる案件がないって言われてお祈りされてここで終了。
相手の話聞いて紹介してるのは好感触でした。
話しやすいと思って後で調べてたら、過去の質問やお祈り理由を元に評価の高くなるアドバイスをしてたり、人事じゃなくて現場の人間と話して企業の定例ミーティングにもガッツリ参加してるくらいなので一番情報やマッチング精度が高いんじゃないかと思った
全体的に硬い印象だったけど転職したい人に対して聞き出す能力や提案能力が高かったし、キャリアパスや企業とのマッチングに対しての精度が高い印象。
※良さげ?と思った割に活用出来なかったので後日話を聞いて記事にまとめました。「レバテックキャリアの中の人に現役クリエイターが直接話を聞いてみた」
- 仕事について相談したい
- ミスマッチのない転職をしたい
- ノウハウ多くて企業情報が詳しいところがいい
- クリエイターとしての実務経験がある
レバテッククリエイターは業務委託やフリーランスになりたい人向け
レバテックキャリアの人にお祈りされたけど「レバテッククリエイター」も興味があって「レバテックキャリア」とどう違うのか聞いたところクリエイター職の人に向けて業務委託案件を紹介してるとのことでいわゆる「常駐フリーランス」ってやつ。
ただ在宅がなくて「あ、俺の希望の労働形態がない…」と思いつつも誰かの参考になればと思ってもう少し話を聞きました。
基本的に企業先に業務委託での常駐案件しかないけど、週3日からの勤務だったり高単価の案件があったりと普通に会社勤めするより働き方を選べるらしく…エージェントを通した常駐型だと大手企業で働きやすかったり、やりたい仕事を軸にして案件を選びやすいらしいです。
他にも営業しなくてよかったり単価の交渉を代わりにやってくれたりするのでとホントにエージェントって感じ?
なので働き方を選びたい人や特定の案件に関わりたい人は有効活用できるかなぁと。
個人的には「リモート案件ねぇのかよ!」って感じですが…駆け出しフリーランスや面倒な営業等を代行してもらいたい人が使えそうですがクライアントと直で仕事出来る関係を築けてる人は使う必要なさそう。
- フリーランス、業務委託に興味がある
- やりたい案件やプロジェクト単位で仕事したい
- クリエイターとしての実務経験がある
- 高単価の仕事をしたい
アールストーンはある程度経験年数がないと難しそう
ホームページが意識高そうな感じで「あ、自分に合ってないかも」って率直に思いました。
ただここもクリエイター向けなので登録したら後日「紹介したい求人があって直接説明したい」と面談に行ってみたら案外高く評価されてて、めちゃめちゃウェーイ系の人が担当でした。
単純な学歴や職歴以外の「スキル」や「変わった経験」といった多様性のある部分も評価されて、ベンチャーならではの評価軸かなぁと。
ただし「うちは年収〇〇万年以上しか紹介しない」と言われたこともあり、丁寧に向き合ってくれたけど能力も要求される印象…だったんだけど自分のスキルと企業が求めてるスキルがマッチングしてないことが多々あり、サイトの印象とは真逆でエージェントの見る目はガバガバかも。公式サイトに担当エージェントのプロフィールとか載ってたんで見てみたら前職が全然関係ない職種で経験が浅い人で中の人は思ってたよりレベルは高くないかも…
あとオフィスを持たずにレンタル会議室を使ってたのもベンチャーっぽい。
- スキルがあって高年収を得たい
ワークポートは精度高くないけど職種を変える場合に使えそう
正直ワークポートはクリエイター向けに見えないけど未経験からの就職サポートも売りにしてたし、Goolgeで調べると同業者がよく紹介してたサービスだったので試しに使ってみました。
未経験に強いと聞いたので登録時に興味のあった未経験のUIUX職とWebマーケティングの仕事がしたいと一言コメントを添えて面談。
東京の大崎で面接したときのオフィスの高級感は期待してなかっただけに記憶に残ってて、その後を期待したらまさかの数うちゃ当たる作戦で腑に落ちた…。
クリエイター職に対して理解があるかって言ったら微妙だけど、他と比べると足切りにはしないので経験のない職種での就職や転職をするときに利用できそうかなとは思った…多分マイナビクリエイターより門戸が広い。条件が悪い案件も混じってるが故に通常なら受からないレベルの人が「職務経験」を得る場として使う、以外の推しポイントは無い
他の転職エージェントと比べて面談の予約時にlineも使えるし、面接の予定や求人が仕組み化されてアプリも出してて時代の流れを汲んでるなって印象。
- 未経験だけどクリエイター職につきたい人
- 職種を変えて挑戦したい
自分が実際に利用して働いてたシリコンスタジオの話
おまけとして自分が実際に利用して働いてたシリコンスタジオエージェント。
ゲーム業界に特化した転職エージェントっていうか色んな雇用形態があるのでゲーム系の人材紹介会社って言うのかな?自分はやりたい特定の案件があって派遣で働いてた時期があります。
昔はゲーム会社の求人を公式サイトでよく見てたんですが、ぶっちゃけここじゃなきゃ応募出来ない仕事が存在してますね…というかそれがシリコンスタジオを使った理由なので。
自分が働いてたところはシリコンスタジオ経由の正社員も派遣社員もいて、派遣経由で社員になってるパターンも見たので「特定の案件で実績を作るための手段」「行きたいゲーム会社に潜り込む手段」としても悪くない。
サービス自体は有用だと思ってますが、担当は割と普通。
ちなみに第二新卒くらいのレベル感でも使えました。自分がちょうどそのくらいの経歴で利用したので
- ゲーム業界行きたい
- やりたい案件やプロジェクト単位で仕事したい
転職サービスを色々比較して思った感想
複数のエージェントを利用した結果として評価が真っ二つになったのでスキルを見てるか経歴をみてるかの違いはあるものの、総合エージェントだろうとクリエイター系に特化したところだろうとスキルを評価して判断する能力がない人もいるので実際に話を聞いてみるまでは頼りになるのか分からないのが正直な感想。
ただクリエイター系「も」取り扱ってる転職エージェントじゃなくてクリエイター系「を」メインに取り扱ってるエージェントの方が中の人がポンコツでも業界とのコネクションやフローが出来てる節があるので、自分が目指す業界や働き方にあったサービスを選ぶのが一番活用出来ると感じました。
粋な言い方をするとクリエイターに理解があって苦手なことをフォローしてくれる「転職のサポート役」であり、企業に自分を売り込んでくれる「営業マン」にもなれば、ただの「人材横流し業者」にもなりうる…といった感じ?
それと技術職特有だと思うけど学歴で切られるみたいなことは無かったです。俺大学も専門も出てないし
まとめ|各転職エージェントを分類するとすれば…
人によって重視することは違うと思うので特徴を踏まえた上でザックリ分類すると、
Web系、新卒第二新卒もOK、就職支援
マイナビクリエイター
ゲーム業界行きたい、実績やスキルが欲しい
シリコンスタジオ
キャリアアップがしたい、話の分かる相談相手が欲しい
レバテックキャリア
業務委託やフリーランスがいい、案件で選びたい、高単価
レバテッククリエイター
高年収狙い、ベンチャー気質
アールストーン
職種変更、未経験から挑戦したい
ワークポート
っていう感じが分かりやすい。
雑感を言うと横の繋がりといったコネを持って転職活動を自分でやれる人には必要ないけど、ツテが無くて情報が欲しかったりコミュ障で全然準備してない、みたいな人が恩恵を受けられるかなぁと。
参考になれば幸いです。
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