こんにちは、さだぢです。
イラストレーターって競争の激しい職種だと思いませんか?
……思わない?
例えばゲーム会社にイラストレーターとして入ろうと思っても一番人気と言っても過言ではないくらい人気職なので半端な実力だと弾かれる…。
で、実力が足りないから別の職種で経験を積んでから実力を磨いたり、他の人にはない強みを身につけたりしてイラストレーターになってる人も多いと思います。
というかストレートにイラストレーターになってる人の方が少数だと思う。
イラストレーターになるのって媒体や業界、働き方が違ければ仕事内容も変わるので答えは1つじゃないと思うんですが、今回は俺が人に理由を説明できるイラストレーターになる方法を書きました。
いろんな要素が必要と思うけどここでは主に「能力」について言及してます。
目次
イラストレーターになりたいけど実力が足りず、どうせなら絵の実力を上げるのに役の立つ仕事をしたい人へ
3DCGデザイナーとして3Dの仕事にすること
絵の仕事がしたい、イラストレーターになりたいけど実力が足りない…そんな人へのオススメはズバリ「3DCG職として経験を積むこと」です。
なんで?って思った人に向けてその理由を説明していこうと思います。
3DCGをやると絵が上手くなる説?
実は3DCGとイラストって親和性が高い。
これは俺が個人的に思ってたことですが、実際に3DCGをやってる他の人に聞いても同じような共感が得られたので3DCGをやると絵が上手くなるという考えには手応えを感じてます。
例えば3DCGでは観察力、作るモノに対する知識、光や立体に対する理解を磨くことができて、これらの「画を作る」能力はそのまま「イラストを描く」スキルに応用できて、他にも3DCG制作ではPhotoshopを使うことも多いので絵を描く際のツールの習熟度にも連動する。
といった具合に3DCG職は絵を描いてはいないけど絵を描くのに必要なスキルを磨ける仕事だったりします。
3DCGは絵を描く際の優秀なサブウェポンになる
絵が描けるだけでなく3DCGが使えれば、形状や光、構図やパースといった補助的な使い方もできるし、イラストに素材として取り込むこともできると表現の幅やクオリティー、スピードアップにも繋がります。
背景が苦手な人のためにオススメする描き方はレイアウトとパースを補助するために3Dで正面図を貼った板ポリで簡単な建物の箱を作り、後からライティング塗りをするやり方じゃ!
そのやり方でこんな感じで描いてる pic.twitter.com/EhPdsnkx0z
— さだぢ (@sadaji_art) May 31, 2017
海外だと2Dと3Dの両刀使いのイラストレーター達が結構いるし、日本でも同じような手法でイラストレーターをしてる人もいます。例えば、ガンプラのパッケージなんかは2Dと3Dで混合で描かれてるし、ソシャゲーのカードイラストでも2Dと3Dで混合で描いてる人もいます。
ハリウッド映画に携わってるコンセプトアーティストと呼ばれる人達は描く力だけでなく3Dや写真もガンガン使って絵作りをしてて、表現するのに使える色んな武器を持ってる。
漫画家でも背景を3Dを使ったり、アニメでも3Dが使われてたりして3DCGはイラストを描くのに必要な能力を磨くだけでなく3DCGのスキル自体が色んな箇所に応用が効くのでサブウェポンとして優秀なので身に付ける価値はある。
3DCGのスキルは需要があるので経験が積みやすい
3DCG職は需要に対して常に人手不足で、就職のハードルが他の職種と比べて低い。
経験が浅くて実力が足りなくてもポートフォリオがあれば採用してるところが結構あって、特に絵を描いてきた人のデッサン力のようなイラストを描くのに培った能力は3DCGでも活かせるので採用もされやすいと思います。ただしみんなが知ってるような会社は当然ハードルは高いし、逆に全くの未経験で通年で募集してるようなところはブラックだと思うのでその辺は注意。
今後も需要が増え続けると思うので3DCGのスキルもあれば、他の絵が描けて3DCGができない人と比べて重宝されると思うのでそういった意味でも身につけておいて損はないかと。
3DCG職は需要があるから人材紹介系の会社が経験がない人向けに3DCGの研修とかやってるし、自分でエージェントを使えば自分にはない営業力やゴリ押しする力を持ってるので活用できると思う。
実際に3DCG職からイラストレーター職に転職してる人も多い
で、3DCGを仕事にしてからイラストレーターになってる人は実際にいるのかって言われたらいて、単純に3DCGで鍛えた能力を生かしてイラストを描いてる人もいれば、3Dも使って絵作りしながらイラスト制作してる人もいます。
3DCGとイラストに必要な能力は共通してる部分も多く親和性が高いのでこの方法は有効だと思ってて、俺自身も実際に3DCGを入り口に別の職種で仕事して、その後に3DCGで培った能力と3DCGをツールとして使ってイラストの仕事をしていたので実体験から来てる部分もあります。
余談ですがグラフィックデザイナー出身のイラストレーターは書籍、雑誌、Web、広告系のイラストの仕事をしてる人が多い気がします。
さいごに|方法はひとつじゃない
イラストレーターって色んなタイプの人がいて、割と紆余曲折してなってる人が多い。
ここに書いたのは「実力不足だけど絵のスキル向上の役に立つ仕事をしたい」という人に向けて実体験を踏まえて書いた内容なのでこんな方法もあるんだ、とひとつの参考になれば。
▼経験や戦略をまとめてます▼
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