イラスト制作向けPCのおすすめの選び方を環境と合わせてプロが紹介

こんにちは、さだぢです。

プロのデジタルアーティストとして活動してる立場から紹介。

2D3Dを使った表現が得意で仕事でポケモンカード公認イラストレーターとしてイラスト制作したり、ガジェット系メーカー企業のPRに協力していてクリエイター向けPCや周辺ツールに関する知識もあるので記事を読んで疑問があったら気軽に聞いてください。

※YouTubeに上げてる動画

イラスト制作に必要なのは以下の通り。

(※リンクで目次に飛べます)

基本的には知識が無くてもPCだけならBTOパソコンショップで紹介されてる「マンガ・イラスト制作向け」から十分選べるようになってるんですが、実際にイラスト制作してる人の目線や周辺ツール含む用途感に合わせた選び方といった情報が足りないので補足としての参考材料にしてもらえれば。

イラスト制作向けPCを選ぶポイント

基礎知識

重要度の高いポイントは以下の3つだけ。

  • CPU
  • メモリ
  • グラフィックボード

役割を分かりやすく言うと以下の通り。

  • CPU…基本性能
  • メモリ…メモリが多いと重い作業や複数の作業を同時にできる
  • グラフィックボード…映像の出力を処理する

選ぶ基準

イラストを描く場合は「CLIP STUDIO PAINT」「Photoshop」「Sai」「MediBang Paint Pro」この辺のペイントツールから選ぶことになります。

公式サイトに行くと推奨スペックが載ってます。

【公式の推奨スペック一覧】

  • CLIP STUDIO PAINT…(最大手のペイントツール)
  • Photoshop…(絵も描ける総合画像編集ツール)
  • Sai…(最低スペックでも動く軽いペイントツール)
  • MediBang Paint Pro…(無料の高機能ペイントツール)

で、各ツールを踏まえて要件をまとめるとこんな感じ。

CPUとメモリの要求スペックは用途で変わるんですが、基本的なイラスト制作であれば「Core i5」「8GB」あれば十分作業出来るものの下記のような3D・漫画・印刷物・高解像度・平行作業も検討しているのであれば「Core i7」「16GB」以上を推します。

【参考例】

  • 3D…制作用の3Dを使ったオブジェクト素材(背景や小物等)
  • 漫画…ページ数のある原稿作業
  • 印刷物…同人誌、ポスター、フライヤー
  • 高解像度…レイヤー数多い、4000Pixelのイラスト
  • 平行作業…複数ツールを同時に立ち上げて作業

推奨スペックを見るとグラフィックボードは必須では無いですが、ペイントツールの機能使用時や描画動作での遅延やラグといった部分での影響があるので高性能である必要はないものの載せる意味は大きい。

選ぶグラボはNVIDIAというメーカーの「GeForce」で数値が1000以上あるかどうかだけ見れば大丈夫。※Photoshopのみ推奨は1050以上

用途で選ぶ

簡単なイラストが描けたらいいな、ちょっと画像加工したいな、というレベルであれば新規でパソコンを買うよりも手元にあるスマホやタブレットで十分な場合が多い。

PCの値段帯のイメージとしてはイラスト制作する場合は7万円前後、発展させた用途でも考えてるなら11万円前後、仕事でも使うなら13万円前後、が分かりやすいかなぁと。7万円以下のスペックだとスマホやタブレットでも代用出来るのでPCを買うメリットが薄い

で、具体的なスペックで選んでみるとこんな感じ。

【7万円前後】raytrek HB

  • CPUは「Core i5-9400F」
  • メモリは「8GB」
  • グラフィックボードは「GeForce GT1030 2GB」

【11万円前後】raytrek MX

  • CPUは「Core i7-9700」
  • メモリは「16GB」
  • グラフィックボードは「GeForce GTX1650 4GB」

【13万円前後】raytrek MX

  • CPUは「Core i7-9700」
  • メモリは「32GB」(※カスタマイズで16GB増設)
  • グラフィックボードは「GeForce GTX1650 4GB」

各値段帯で最適なスペックを選んだんですが、必要になればCPUやメモリは後から性能を上げられるので絵を描く以外の用途を考えてないなら7万円前後のスペックで充分だと思ってます。

BTOパソコン

BTOパソコンはバラバラのメーカーの部品を組み立てて作る受注生産式のパソコンのことで、市販の既製品より性能が高く値段も安くコスパが高いのが特徴。

購入候補に入るBTOパソコンショップは色々あります。

  • ドスパラ
  • パソコン工房
  • マウスコンピューター

ただ、イラスト制作向けの7~16万円内の範囲内で収まるスペックを比較すると値段に対する性能はドスパラが最もコスパがいいです。

以下の用途を基準にすると悩まないので参考に。

必要な周辺機器と選び方

BTOパソコンショップでPC本体を買うだけだと不十分で、イラスト制作にPCの他に必要なのが以下の3点で選び方を合わせて紹介。

  • モニター
  • ペイントツール
  • ペンタブ

モニター

モニターは色々要素がありますが、イラスト制作においてモニターを気にする意図としては「適切な大きさ」「色が正確」「目が疲れにくい」かどうか。

見るべきポイントは以下の3つだけ。

  • サイズ…21.5~27インチの間で選ぶ
  • 光沢…グレア、ノングレアでノングレアを選ぶ
  • 発色…TN・VA・IPS方式の中でIPS方式を選ぶ

モニターのサイズは作業効率や疲れやすさに影響するので20インチ以上を推奨。

光沢には「グレア(光沢)」と「ノングレア(非光沢)」の2種類があって、「グレア」は鮮やかな画面でゲーム等の娯楽を楽しむのに向いていて「ノングレア」は画面反射が無くコントラストが抑えめで目に優しいので長時間作業するのに向いてる。

発色に関しては液晶パネルの作りが関係していて液晶パネルには3つの方式が(TN・VA・IPS)があり、特徴を説明が長くなるので詳細を知りたかったらリンク先を見て欲しいんですが要点だけ言うと色の再現性が高いのがIPS方式。

これらの点を満たしつつコスパのいい「コスパ重視のモニター」と「品質重視のモニター」の2点を載せたので参考に。

【20インチ以上、ノングレア、IPS方式】

イラスト制作用モニターのおすすめの選び方【色・疲労度・作業効率】

2020.01.12

ペイントツール

【ペイントツール一覧】

「CLIP STUDIO PAINT PRO」と「CLIP STUDIO PAINT EX」の違いは前者はイラスト制作用で後者は漫画にもアニメーションにも対応した全部入りの高機能版、Amazonだとどちらも割高なパッケージ版しかないので公式のダウンロード版がお得。30日間の無料体験版もある

「Sai」は古いペイントツールなのに未だに一部のプロにも使われてるペイントツールで特徴として「軽く最低限のスペックでも使える」ことにあります。

「Photoshop CC」は高度な画像編集ツールでプロのイラストレーターでも使ってる人は多いものの買い切りではなく月額課金なので仕事で使う人以外には推さないですが、画像加工、合成やレタッチとった技法に興味があれば一考の余地アリ。

「MediBang Paint Pro」は紹介した他のツールには劣るものの完成度が高い無料ペイントツール。

基本的には「CLIP STUDIO PAINT PRO」を推奨。

ペイントソフトでおすすめの選び方を解説【有料・無料・用途別】

2020.01.15

ペンタブ

ペンタブは絵を描くための道具。

  • PCに繋げて板に描くのが「板タブレット」
  • PCに繋げて液晶に直接描けるのが「液晶タブレット」

詳しい解説はペンタブの選び方で別途で書いてますが、今のペンタブは最上位モデル以外は基本的な性能に大きな差は無いです。コスパのいい板タブではなく上位モデル、もしくは液タブが欲しい場合がリンク先参照

おすすめなのが10インチ前後の5000~7000円前後に収まるコスパ重視のモデルで載せたので参考に。

【10インチ、7000円前後】

ペンタブの「おすすめ」ではなく「選び方」の知恵【初心者対応】

2018.03.05

まとめ

改めてポイントをまとめるとこんな感じ。

【イラスト制作用PC】

  • CPUは「Core i5」を選ぶ
  • メモリは8GB以上を推奨
  • グラフィックボードは高性能である必要はないが搭載推奨
  • グラフィックボードは「GeForce」で数値が1000以上

【周辺ツール】

  • ペイントツールは「CLIP STUDIO PAINT PRO」を推奨
  • モニターは「20インチ以上」「ノングレア」「IPS方式」で選ぶ
  • ペンタブは10インチ前後の使い勝手がよく値段による性能差は少ない

(※リンクで目次に飛べます)

参考になれば幸いです。

 

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