こんにちは、さだぢです。
今思うと上達するために色んな本に結構金使った…。
技術本や資料本は本の中でも正直高いので他の人に自分と同じような無駄遣いしてほしくないと思ってます。
なのでその経験を踏まえて役に立った部分をシェアしたいと思って記事を書きました。
当時上手くなりたい、上達したい、と力を欲するかのように書籍を貪るように買ってた時期があって…
絵が上手くなるのに役立ちそうなイラスト関係はもちろん、3D関係や他分野の気になる本も結構買っていて、色んなジャンルの絵を学び受け入れるのは自分の表現力を高めるのにすごく勉強になるので、ちょっと特殊な本も含めて厳選しました。
多角的に絵が上手くなるのに役立つ本を選んだのでよかったら参考にしてください。
目次
絵の上達にオススメしたい本7選
買ってよかった、紹介できる本です。
万人に薦められる本!
デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則 -色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行き-
本の前半部分がかなり勉強になって後半はアーティストの絵が多く必要のない蛇足ですが、絵を描く上で必要な概念を広く学べて理論的に絵を描く上で必要なことが書いてあります。
1冊で幅広く網羅してるし、基本に立ち返って読んだら学びもあるバランスのいい1冊。
色、光、構図、解剖学、遠近法、奥行きと書いてある通り絵を書く上で必要な要素が学べます。
デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則はこんな人にオススメ
- 特に初心者、中級者にオススメ
- 幅広く基本的なルールやセオリーを知りたい
- おいしいポイントを一冊でまとめた本がほしい
ライティングについて買ってよかった1冊!
「光を描く」俺の今の絵のスタイルの基礎、バイブルと言って間違いない本です。
プロも多くが絶賛してる
古典的な絵画技法を使って光の知識、使い方を説明してますが普遍的に衰えることのない内容だと思ってます。
「光」の知識は厚塗りの人にはもちろんアニメ塗りをする人にも「塗り」に応用が効くので超オススメしたい1冊。
- 絵を描く上で普遍的な知識が欲しい
- 一段高いレベルの「塗り」を描く知識が欲しい
- 海外のアーティストみたいな光が綺麗な絵を描きたい
作業効率化!描くスピードアップをしたいならコレ!
早く描くために、作業を効率化するための考え方やノウハウが載ってます。
メイキングを通して短時間で描くやり方が実用的で、ツールやテクスチャを使った結構細かいやり方が「スピードアップ」「効率化」するのに参考になる。
想像以上の内容の濃い良本。
スピードペインティングの極意はこんな人にオススメ
- 早く描くためのノウハウを知りたい
- ツールを使った効率化を取り入れたい
クリーチャーに説得力を持たせるのにもってこいの資料!
これは画集、イラスト集ですが中に描かれてる動物、クリーチャーのイラスト、スケッチが超参考になります。
言葉による説明は所々メモ書きがある程度ですが、これほど高い描写力と解剖学に深い造詣を持った内容の本は他にないと思います。
実在の動物、説得力ある空想上の生き物を高い説得力を持って描きたいという人にオススメの資料。
著者は「スター・ウォーズ」「メン・イン・ブラック」といったハリウッド映画のクリーチャーデザインに携わってた人です。
幻獣と動物を描くはこんな人にオススメ
- 実在の動物、説得力ある空想上の動物の資料がほしい
フォトバッシュの日本語解説はこの本だけ!
フォトバッシュ入門 CLIP STUDIO PAINT PROと写真を使って描く風景イラスト
フォトバッシュは写真を絵に組み合わせて使う技法のことです。
自分もフォトバッシュの解説記事を書いてますがフォトバッシュについて日本語で詳しく書かれた本はこれだけで、一見フォトリアル向きの技法かと思いきや全然関係なさそうなイラストタッチの画風にも上手く利用できるし、この本はその解説が載ってるのでオススメです。
フォトバッシュを使うことで表現力の幅が広がるだけではなく、楽にクオリティーを上げることができるし時短にもなるので個人的には覚えたい技法の1つです。
フォトバッシュ入門はこんな人にオススメ
- 写真を使った2Dの絵作りの技法に興味がある
- 時短やクオリティーアップのテクニックを手に入れたい
解剖学の資料はブッチギリでコレ!
スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-
色んな美術解剖学系の本を見たんですが文章が多く、絵を描く上で必要のない説明、情報が多すぎて絵を描く上で役に立たないものが多いんですが、これはほとんどが図解で説明されてるのでかなり理解しやすく、Tipsや間違えやすいポイントも描かれていて人体を理解する上で一番参考になる資料です。
スカルプターのための美術解剖学と描いてあるんですが、絵を描く場合でも十分いい資料になってます。
スカルプターのための美術解剖学はこんな人にオススメ
- キャラクターや人物をなんとなく描いていて説得力を持たせたい
- 絵を描く上で必要な情報のみが載った解剖学の決定版の資料が欲しい
2Dと3D混合の描き方をするならこの人が参考になる!
この本は俺が2D3D混合スタイルで絵を描いてますがその影響を受けた、というかそのスタイルに興味を持って描き始めたキッカケになった本でこの本を見てZbrushを触ってみたいと思いました。
内容としては作品集とメイキングの半々くらいですが「こんな作り方があるのか!」っていう意味でも見て欲しいし、値段も技術本の中ではお手頃なので個人的にオススメの1冊。
著者の田島光二さんはハリウッド映画に携わってる超凄いコンセプトアーティストでこれが2冊目の本になります。
イラストレーターであっても「3DCG」は武器になるので覚えておいて損はない技術。
ZBrush&Photoshopテクニックはこんな人にオススメ
- 2Dと3D混合の絵作りに興味がある
- Zbrushを使ってどう作品を作るのか知りたい
まとめ
俺が今まで買った中で本棚の肥やしにならず今の自分を形作ったものを悩みながら選んだのがこの7冊で、絵が上手くなりたいと思ってる人に向けて参考になると思うので気になったらぜひ。
ちなみにもっと良いのが出たら更新して入れ替えます
▼絵に関する考察やノウハウを書いてるので興味あったらどうぞ!▼
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