こんにちは、さだぢです。
今回はPixivFANBOXについて思ったことを少し…。
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— pixivFANBOX (@pixivFANBOX) 2018年4月26日
目次
PixivFANBOXの本質は投げ銭システムではない
最初に雑感を述べるならPixivFANBOXは「クリエイターに投げ銭できるシステム」ではなく「個人が簡単にマネタイズできるようになった集金プラットフォーム」という認識が正しいと思います。
現状で一番有名なクリエイター支援サービスの「Patreon」でさえ支援に対して「rewards(報酬)」を設定してる人がほとんどで「みんなー支援しておくれー」の一言で見返り無しで投げ銭して貰えるのは人気クリエイターだけで大半の人は戦略的にサービスを提供する必要があるんじゃないかなぁと。
自分の場合だとお金を出すこと自体には抵抗は無くてPatreonで複数のアーティストを支援をしたり、noteというサービスでもクリエイター支援してますが、すべてrewards(報酬)のある人…。もしかして俺の感覚が古い?
個人的には100円の投げ銭の方がハードルが高くて、むしろ500円でも1000円でもいいので何かしら報酬を設定した方が支援されやすいんじゃないかなぁって思ってます。
仮に100円を100人に支援してもらえたとしても1万円。
そしてそのうちの1人になってくれるファンを作る難易度が高いことを考えると…。
なので結局のところ「支援」というよりも「ファンに対して直接サービスを提供しやすい環境が整っただけ」と思った方がいいのかなぁと。
似たようなサービス色々出てるけど「支援」部分よりも「メジャーなプラットフォームで集客できること」「手数料が5%と安い」ことの方がPixivFANBOXを使う旨味がある。
ちなみに最初に発見してもらえるかどうかの壁はあるけど支援するかどうかの判断基準に知名度はあんまり関係ないと思ってて、無名でも魅力的なリターンがあれば支援するし、有名でも何も設定してなかったら支援しないかも…。あくまで個人の意見ね
月500円のサービスを1000人に提供できれば50万円
このサービスは特に継続してコンテンツを作る力がある人が活用できると思ってます。
例えば漫画家の場合だと出版社を通して販売した漫画は印税が10%程度しか貰えず、原稿料はアシスタント代に消え、作業場も確保するなら固定費がかかるので大きく稼ぐ必要がある。しかも超有名雑誌に載っても夢のあるギャラを貰えてる人も多くないって聞いたことがある。
しかも今って出版社の宣伝する力、売る力ともに衰えてますよね…。
なので連載漫画を描く程のスキルがある人はその労力を振り切って自分のコンテンツを作ることに集中すれば出版社を通して漫画を連載して…みたいなやり方よりも個人でPixivFANBOXでコンテンツを提供する方がはるかにマネタイズできる可能性が高いかも知れない。
新人漫画家の初版の漫画の発行部数は1万弱だけど、取り分が95%のPixivFANBOXでその1/10売れれば月50万円の売り上げが出せる。
つまり500円で1000人にサービスを提供出来れば月50万円の売り上げが出せる。
100人で5万円、1000人で50万円、10000人で500万円。
ぶっちゃけ難易度高いとは思いつつ、ここに挙げたのはコンテンツを作る力はあるけどマネタイズが出来てなかった人たちに向けてPixivFANBOX活用できるんじゃないか?という話です。
「ジャンプで連載して人気漫画家になる」と同じくらい雑な話をしてますが、個人でここまでマネタイズ出来るなら仕組みがある時代ならこっちの方が夢があるんじゃないかなぁと。
個人で濃いコンテンツを作れる人はそうそう多くないですが、こういったクリエイター支援サービスを利用して個人で月1000万近く稼いでるアーティストもいます。
投げ銭の文化を根付かせるならTwitter上で出来るようにすべき
PixivFANBOXは普及したらいいなぁと思いつつネックに感じてる部分があって…。
日常に溶け込んでないじゃないですか、Pixivって。
いや、クリエイター側は使う人多いかもしれないですが大多数の人は使わない。
このサービスはクリエイター界隈では話題になったけど外にはあんまり広がってない印象で気軽に支援できるようにしたかったらインフラの中に投げ銭できるシステムを作るべきだと思うんですよ、「Facebook」「LINE」「Twitter」「Instagram」とか。
例えばTwitterで「1RTが1円」「1いいねが1円」の価値を持たせられるようになったら?
1円なら気軽に応援できるし、ツイートがバズった人は結構な金額が貰える。
大手プラットフォームのPixivからリリースされたのは大きいものの、似たようなサービスは前からあったし今までと大きく変わらないんじゃないかなぁと。まだ弱いかも
ちなみに中国最大のSNS「Weibo」ではこれがすでに実現してるし、「17 live」みたいな投げ銭できるライブ配信サービスが中華圏でスタンダードになってる。Weiboは中国のTwitterみたいなやつ
「打賞」とは、インターネット上で公開された記事、写真、動画などのコンテンツに対して、賞賛や応援の気持ちを込めて投げ銭することを指す。中国では近年、「微信(Wechat)」や「微博(Weibo)」などのセルフメディアが発展し、若者にとって「打賞」は当たり前の行為になりつつある。
まとめ|一般に普及するのは先になりそう
話をまとめるとPixivFANBOXは投げ銭サービスとして根付くことはないと思ってますが、クリエイターが個人で集客しマネタイズすることを容易にしてくれるサービスだと思います。
みんなが生活の一部として使ってるサービス内で投げ銭ができるようになったときが気軽に互いにチャリンチャリンし合えるようになるのかなぁと。
考え方とか更新したいので自分とは違う意見の人はぜひ聞かせてください(・∀・)
海外では当たり前の文化として普及してますが、日本でも当たり前になってほしいなぁと願いつつ。
▼クリエイターとしての考察をまとめてます▼
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