こんにちは、さだぢです。
独学でZBrushを覚えたんですが、その中で色々試した中で取捨選択して習得と上達に役に立った要素を書こうと思います。
ちなみに俺の場合は映像やゲームで動かす3DCG制作っていうよりイラスト制作の補助ツール的な使い方がメインですがZbrushはこのくらいのレベルです。
他にも3DCGを使った絵作りの記事を書いたり、YouTubeに動画を上げてたりします。
いかに効果的に使えるようにするか、を常に意識してたのでこれから勉強したい人や伸び悩んでる人にとって参考になれば幸いです。
目次
学ぶ上で意識してたこと
英語ベース
ぶっちゃけ英語分からん!
ただ情報量やレベル高い資料は英語の方が多いので漁って調べてました。
文字ではなく動画
よく勉強するのに本を読んだり、ネットで検索したりすると思いますが何かを習得する時、俺は調べるときはまず動画がないかを調べるようにしてました。
今は昔と違ってどんどん世に発信される情報量が増えてきてて、資料が豊富にあるし分かりやすく説明してるものが多い。
3DCGをやってる人も年々全体的なレベルが上がってて、その分書籍やチュートリアルもレベルが上がってます。
特に!
海外のクリエイターが出すチュートリアル動画やメイキングのレベルが高えぇ!
しかも個人でそういったコンテンツを販売してたりするので値段もお手頃です。
ちなみに動画を見るのは本を読んだり講義を聞いたりするより2~4倍近く学習の定着率があり、これを上手く使わない手はない!
下の図のラーニングピラミッドというのは学習した内容の定着率を指してます。
3DCGはとっつきにくく勉強しづらい部分があり、少しでもやりやすくするための工夫は大事なので「いかに楽に学ぶか」を意識してました。先人の知恵に学ぶのが一番で今なら動画がいい。
PDCAを意識する
PDCAは有名な方法ですが軽く説明すると以下の通り。
Plan : 計画を立てる
Do : 実行する
Check: 評価する
Action: 改善する
Zbrushの習熟度を上げるために意識したことですがこれがかなり効果がありました。
例えば人体を理解し上達するんだ、と決めた時に俺がとった具体的な方法が以下の通り。
- 「人体を理解し上達することを目標にする」
- 「お手本を決めて模倣」
- 「お手本との違いや気付きをメモ」
- 「その違いを修正して反復」
この後に書きますが、RafaelGrassettiって人がGumroadで販売してるZbrushのアナトミーモデルとチュートリアル動画を買って上記を意識してやりました。自分が参考にしたい上手い人をお手本にして良い教材を探すのが上達する上で結構大事だったりするので人に聞くスキルや自分で調べるスキルも大事。
このサイクルの数を増やすために1回の時間は短く、数をこなすようにしてました。
これを例えば1週間というサイクルで何回できるか、というのが上達のコツでサイクルの数が多ければ多いほど上達します。
ちなみにPDCAは生涯役に立つメタスキルなので「PDCA自体を勉強する」のもおすすめで自分は鬼速PDCAって本が参考になった。
Zbrushを独学で勉強するのに役立ったもの
BLESTARのDVD
ぶっちゃけ使い方はこれが一番勉強になりました。
何よりZbrushを初めて買って触った時に
「何これ…意味不明すぎワロタ」
「無理ワロリンヌwww」
という印象を抱き、そもそも触るのが面倒臭くて…何かいい教材がないかな…と探した時に見つけました。
Zbrushの操作方法や自主的に触るキッカケになったのがこのDVDのおかげだしZbrushを勉強したいけど何かない?と相談されたら間違いなくBLESTARのDVDを薦めます。
和田真一さんって人が解説してますが、Zbrush公認のインストラクターであの異常な分かりやすさに納得。
声がいいよね。声が。
俺が買った当時より値段が上がってますがZbrushを学びたいならこれ一択。
Zbrush触ったことがない人もそうだし、ある程度慣れててもう一度勉強し直したい人にも。
書籍もいいですが3DCG関連の書籍はどれも高いので、だったらよりわかりやすく学習しやすい動画コンテンツで学ぶのがオススメです。
- 全くの未経験だけどZbrushを学びたい
- まず何を覚えたらいいか分からない
- 一番分かりやすい教材がいい
- 3DCGに抵抗感がある
Gnomonのチュートリアル動画
これは操作方法や使い方がある程度わかってさらに上達、レベルアップしたい時に見つけたサイトで、それなりに値段するけどかなり優良なチュートリアルが揃ってる。
ここは海外のCG学校のGnomonが母体なのかな?
レベルが高いんですが、入学時点である程度の技術が必要っぽくて学費もアホみたいな値段で日本の私立大学より高くて2年で5〜600万近くかかるんでかなりハードルが高いです。
そのGnomonが学校とは別にオンラインで購入できる動画も出してます。
上のリンクから確認できるんですが、3DCGのチュートリアルやメイキング動画が色々あって値段も高めですが独学にしてはかなり高いレベルの学習ができます。
下のYouTubeにあるような動画のチュートリアルが購入できます。(俺も買いました)
ただZbrush単体というよりもZbrush含めたCGソフトを複合的に使ったCGのチュートリアルかな。
Zbrushはスカルプトツールだけど、質感つけたり光を設定して絵として作り上げる機能は弱いのでこういった動画を見てCGでどうやって絵作りするか知ったり、意識を作ったりするのに役立ちました。
- もっとレベルの高い勉強がしたい
- 3DCGを使った絵作りの知識が欲しい
- 実践的に学びたい
Gumroadの動画
「Gunmon」と「Gumroad」で字面が似てるけど違う(笑)
これは個人で手軽にデータ販売できるサービスのサイトで、アーティストが個人で動画や制作データなんかを販売してます。
Googleで「Gumroad Anatomy」「Gumroad 3D」「Gumroad 2D」等で検索すればGumroadのレベルの高い販売コンテンツを探すことができるし、お手頃な値段のものが多いのでオススメです。
アナトミーの基本は確実にこの人のチュートリアルとモデルを使って上達させたんで人体の理解を深めたい人に推したい。
ぶっちぎりでクオリティーも高くて理解するのに必要な情報量が十分に入ったアナトミーの解説動画も出してるし、チュートリアルと合わせて人体とアナトミー両方のモデルをセットで販売してるので動画で学習した後にそのチュートリアルで使ったモデルを使ってPDCAすればかなり効率がいいです。足りない知識を補完する形でアナトミーの詳しい資料も用意するとなお良い。
ちなみにアナトミー資料はスカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-が分かりやすくて一番おすすめできる。
さきほどのチュートリアルが全体的なバランスの良い内容だとしたらコレは顔に焦点を絞った動画になってます。
クリーチャー系の動画もあります。
この動画はクリーチャーをスカルプトする上でのポイントから実際の業務で使えるように動かせるようにするまでのワークフローを説明してます。
Gumroadで出されてるコンテンツは2D3D等々ありますがpolycountというサイトで一覧でまとめられてたりするので参考に。
個人で出してるのでレベルにバラツキはありますが、役に立つTips的なコンテンツも多いので探してみてください。
田島光二のアートワークス
この人は俺がCGを使って絵作りするの面白いな、と最も影響を受けた人です。
海外でコンセプトアーティストをしてて、Zbrushを使ったアートワークの本を出してるのでこれも推したい。
画集的要素が多めではあるものの、Zbrushを使って絵作りする方法が載ってて「絵作り」の手段として学びたいならこの人の本はかなり参考になる。
ただ全くの未経験から始めるならBLESTERのDVDである程度使えるようになってからの方が学びが多いかなと。
- 2Dと3Dを使った絵作りに興味がある
- Zbrushの使い方の幅を広げたい
Youtubeの無料メイキング動画も使える
YoutubeにもZbrushのメイキングとか結構載ってて、電車とかで何回も見まくって分析してました。
無料だけど普通に使えると思います。
まとめ
色々試したんですが、中でも勉強になったものを中心に紹介しました。
目的意識と良質な教材になるモノの2つがあれば結構習得は早いと思います。
個人的なポイントとしては英語ベースで検索するスキルを高めると良質な情報に辿り着けるし、チュートリアルと合わせてその制作データも触ったりできると理解が早かったと思えることが多かったかな。
よかったら参考にしてください。
▼Zbrushと合わせて3DCGの習得にも興味があったらぜひ▼
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