3DCG向けのPC選びに悩む人におすすめのシンプルな判断基準の紹介

こんにちは、さだぢです。

2D3D共に使ってプロのデジタルアーティストとして活動してる立場から紹介。

※最近の作品はこんな感じ

ハッキリ言いますが、おすすめやレビューをググって探してもあんまり意味ないと思ってます。

ググったサイトで紹介されるおすすめは基本的にBTOパソコンショップの公式サイトで紹介してるものと同じで、公式サイトは初心者向けに値段帯別や選び方を載せてるのでそれで充分なんですよね…。

まず用途に合わせて選ぶクリエイター向けのPCが以下の通り。

  • イラスト制作
  • 動画編集
  • 3DCG…等々

そしてそこから段階に合わせて選ぶことになります。

  • 「入門モデル」
  • 「実用モデル」
  • 「プロモデル」

これが公式サイト見れば一発で分かるようになってて…十分だと思いませんか?

今って特別PCの知識が無くても用途さえ決まってればすでに最適化されたPCが選べるし、直接BTOメーカーに問い合わせて予算感や用途を言えば答えてくれます。

じゃあなんでこの記事を書いてるかというと大きい買い物なのにパソコンショップやググったサイトの情報を見た時におすすめやレビューに依存してるのに審議する知識がなくて「3D分からんけど実際に制作してる人の目線でシンプルにポイントだけ教えてくれ」という風に思った過去の自分と同じように人に向けて役に立てればと思ってまとめてます。

要は「おすすめ」ではなく「選び方」の知恵が欲しい人向けの記事。

基本はBTO公式サイトのクリエイター向けPCを買えばオッケーで「じゃあなんでそれなの?」という判断をするための補完だと思ってもらえれば。

BTOパソコンはバラバラのメーカーの部品を組み立てて作る受注生産式のパソコンのことで市販の既製品より性能が高く値段も安くコスパが高いのが特徴。

3DCG用のPCを選ぶ際のポイント

気にする要素

スペックとか性能とか表記されても分からない人向けに重要度の高いポイントは以下の3つだけ。

  • CPU
  • メモリ
  • グラフィックボード

性能と値段に直結する部分です。

それぞれ何の役割を分かりやすく言うと以下の通り。

  • CPU…基本性能
  • メモリ…メモリが多いと重い作業や複数の作業を同時にできる
  • グラフィックボード…映像を綺麗に出力し処理する
3DCGはグラフィックボードの性能を必要とするソフトが多数あって、グラフィックボードがしょぼいと3DCGソフトがスムーズに動いてくれなかったり不具合を起こしたりするので重要度は高い。

選ぶ基準

3DCGをやる場合って「Maya」「Zbrush」「Blender」「SubstancePainter」、有名なこの辺に手を出すことになるんですが公式サイトに行くと推奨スペックが載ってます。

【公式の推奨スペック一覧】

  • Maya(…最大手の総合3DCGツール)
  • ZBrush(…スカルプト専用ツール)
  • Blender(…無料の総合3DCGツール)
  • SubstancePainter(…3Dペイントツール)

で、各ソフトを踏まえて要件をまとめるとこんな感じ。

CPUは「Core i7」を選べば問題ない。

メモリはプロは32GB以上を使ってる人が多いですが、必要になったら取り付ければいいだけの話なので最初は16GBで十分だと思います。(簡単にメモリを取り付ける方法)

グラフィックボードはNVIDIAというメーカーの「GeForce」か「Quadro」のどちらかを選ぶことになります。違いとしては「GeForce」がスペック高く3Dゲーム向けでリアルタイム描写に強くて「Quadro」が安定性があり3D業務向けで値段が高い。

昔は安定性の問題で「Quadro」のシェアが多かったみたいですが、動作の問題が無くなってきたこと、リアルタイムの需要が増えたことから「GeForce」が増えてるみたいです。

個人的には今挙げた3Dツール用は全て「GeForce」で問題ない。

グラボの表記は「GeForce GTX1070Ti」「Quadro P4000」みたいな感じで書かれていて「よく分からん」って思たら数値が両方ともに1070以下じゃないかどうか見れば大丈夫。この二つ以外のグラボは3DCGには向いてない

グラフィックボードの比較表を分かりやすく示してるページもあるので参考に。

ちなみに「Quadro」を要するのは大規模な映画制作で使われる「Mari」という高解像度3DCGペイントツールだったりしますが日本では普及してないです。

用途で考える

そもそも3DCGに興味がある…というレベルの人は全く買う必要がない。

よほど古いPCじゃなければ家にあるので十分。

値段帯のイメージとしては初心者が趣味でやる場合は10万円前後、専門学校に通って自主制作もして仕事にもしたいと考えてるレベルなら20万円前後、仕事で使うなら30万円前後、が分かりやすいかなぁと。

で、具体的なスペックで選んでみるとこんな感じ。

【入門モデル】raytrek MX

  • CPUは「Core i7-9700」
  • メモリは「16GB」
  • グラフィックボードは「GeForce GTX1650 4GB」
【実用モデル】raytrek ZV

  • CPUは「Core i7-9700」
  • メモリは「32GB」
  • グラフィックボードは「GeForce RTX2060 6GB」
【プロモデル】raytrek ZZ

  • CPUは「Core i9-9900」
  • メモリは「32GB」
  • グラフィックボードは「GeForce RTX2080 11GB」

各値段帯で自分がベターだと思うモデルを選んだんですが、これって結局のところBTO公式ショップに乗ってる3DCG用のおすすめPCと変わらないんですよね…安い買い物ではないので必要になったらグラボやメモリの性能を上げられるので最初は12万円程度のクリエイター向けPCを買えばいいと思います。

3DCG業界メディアで「CGプロダクション制作環境一斉調査」みたいな記事があるので、ここで書いたポイントと合わせて現場でどんなものが使われてるのか見ると参考になると思います。

BTOパソコン

BTOパソコンを売ってるショップは色々ありますが、似た価格帯で性能を色々比較した結果、候補に上がったコスパのいいショップは以下の2つに絞れる。

  • ドスパラ
  • パソコン工房

ちょっと前だとドスパラ一強でした。

ただ、今を比較すると「価格」「性能」の差は縮まってます、正直。

それでもドスパラがまだコスパ良く、パソコン工房も競ってる。

この2つの差を強いて言うならドスパラの場合だと分割で月々3000円弱から払えて手数料がかからないので一括払いと変わらない値段で結構買いやすく、パソコン工房の場合だと分割払いだと利子がかかるものの価格性能比で少し勝ってるので一括で買えるならこちらの方がコスパはいいかなぁと。(ちなみに自分は2016年に買ったドスパラのraytrekを使っています)

細分化した以下の用途から選べば悩まないので参考に。

まとめ|シンプルに考える

改めてポイントをまとめるとこんな感じ。

  • CPUは「Core i7」を選ぶ
  • メモリは16GB以上を推奨
  • グラフィックボードは「Geforce」で問題無い
  • グラフィックボードの数値が1070以上かどうかチェック
  • Zbrushのみならグラボは不要

なんかよく分からない…と思ってもシンプルに整理するとどう選べばいいかイメージしやすい。

参考になれば幸いです。

 

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