怖い話します。
ガン萎えさせたらすまん。
おまえはさ、
どのくらい熱量ある?
あ、CGに対してよ
仕事以外でもCG触ってる?
お金もらわなくてもCG触りたい?
自主制作してる?
CGセミナーは通ってる?
は?何言ってんだコイツ当たり前だろって思った人はここで回れ右。お前向けの話じゃない。
ここに「うん」って即答できないなら、俺は本気でやめとけって思ってます。給料が安いとか、残業が多いとか、ブラックとか。そういう話でもあるけど、そういう話じゃない。
大半の仕事は地味よ
例えば「映画みたいなCG作りたい!」「ゲームのキャラクター作りたい!」って思ってこの業界に入って、CGの仕事ができるようになったとする。
んーでもぶっちゃけ、
突き詰めたら
頂点と数値をポチポチする仕事。
触ってるのは座標とパラメータ。
何百何千ある頂点を整えていく仕事。
地味。
あとアレやね、下っ端は
言われた通りに作る仕事。
仕様があって、指示があって、その通りに出す。「自分ならこうする」を入れる余地は、最初は無い。実力をつけないと、創造性を入れる余地がない。
そこまで行かないと、ただのCG土方で終わる。
ちなみに派手な実績って外に出すための「看板」だったりするので、本筋の金を稼ぐ仕事じゃない。名前を売るため。金になる仕事って地味で外に出ないことも多いので
自走できない人はCG土方のまま
この業界で働いて思ったけどプレイヤーは少なくともキャリアの序盤に「え?仕事関係なくプライベートでも好きでやってますけど?」みたいな密度を捧げてきたやつか、そもそも他業界でも活躍出来るシゴデキ(CGスキル云々ではなく)じゃないと給料も待遇も上がらない。で、そういう人って極一部。SNSで見てると無限にいそうだけど全然いない。ジムではマッチョすごい見かけるのに街では全く見ないのと同じ。
頑張るのは就職するときだけ、
ポートフォリオを作るときだけ、
「好き」とか「楽しい」とかよりも大抵の人は仕事のため、そういう人のが大半。いや、それ自体は普通なんだけども。ただ、この業界それだと段々ツラくなる。勝手に自走してスキルを磨くような人じゃないと、段々ツラくなる。
意外と熱量ないから、みんな。
というか「枯れて」くる。
で、「作業」はAIフル活用出来るから
CGには一定ハードルがあったように思う。なんだろ、昔はある種、雑務や簡単なオペレーション作業が業界に入るキッカケを作れてたし、下積みをこなしてるうちに仕事に必要スキルが身に付いて仕事を得る、みたいなことができてた。けどAIが「誰でも作れる」の敷居を下げたことで、「スキルがある」ことより「これが作りたいっていう熱量」の方が大事よ
CGってムズかったのよ。必要な作業環境もそうだし、前は「これが作りたい」と思っても、そこに辿り着くまでに分からないこと覚えなきゃいけないことが山ほどあって。大体そこで力尽きてた。で、9割はここで消える
でも、今は技術が無くても、
作りたいものが形になるようになってるやん
その無くなった壁って
入口の仕事だったところ。
一人で10人分の制作、稼働、みたいなことが出来るようになってくると新人みたいな枠が減ってくる。作りたいものもなく、熱が消えた瞬間からジリジリと現状維持か降下していくだけ。
40歳50歳になっても20代と同じような仕事してる人も全然いる。そういう人はCGに対する熱量もないけど、別の業界や仕事に転換する勇気もない。
10年もすれば考え方も価値観もガラっと変わる
「CGめっちゃ楽しい!!!」ってなってる時には分からないことがあって、人間、5年10年したら考え方とか価値観が全く変わってきます。これは俺だけの話じゃなくて、周りも見てても確信してる。特に10代後半から20代前半の時は分からない
俺がそう。
憧れでこの世界に入って、海外で働いてました、有名プロジェクトに携わってました、みたいな人でも、枯れて「これからどうしよう」って身の振り方を考えてるとかザラにあるのを聞く。プレイヤーでいる限りこの不安は一生つき纏う。
かと言って管理職になったらプレイヤーには戻れない。技術的にもそうだけど熱量的な意味で
受託制作をしてる会社でマネージャーしてる知人から現場の話をよく聞くけど「この先どうするか」を真剣に考え出してる人が増えてる。若い頃は目の前の作品を作ってれば良かったのが、
30代を超えたあたりから
「体力が落ちて無理がきかない」
「下から普通に上手いのが入ってくる」
「マネジメントに回るか手を動かし続けるかの分岐」
こういうのが一気に来る。
で、そこで
「自分は何がしたいんだっけ」に戻される。
業界離れた所感
CG屋って職人とか傭兵の仕事なのよ。
要は需要はある技術職なので単価は高い。そこは事実。経験を積んだ後にマネジメントへ回るとか、分岐先もある。ただ、産業が細分化しすぎてる。自分の工程の前後しか見えない。
俺が問題だ感じたのは
ビジネスの肌感が身につかない。
技術屋出身の思考は癖がある。分かりやすい話が仕事って誰かの困り事を解決しますよ、っていう視点が抜け落ちる。物事を考えるときにスキルベースになりがち。お客さんは技術にお金を払ってない。
ビジネスとして扱うには使い勝手が悪いというか、汎用性は高くないのよ、CGって。だからこそ好きで熱量があってプレイヤーとして突き抜ける(上手い下手ではなく)気概がないなら苦しい世界だと思う
40、50までその道でやり続けてきたプロを見てても、やっぱりその辺で苦労してる。ディスってるわけじゃなくて、自分が同じところで詰まったから分かる話です
今の業界や働き方に先行きの不安がある。
CGは作れるけど、商売のやり方が分からない。
そういう人らほど自分で仕事を作る、みたいなビジネス的な知見や視点を持てると一気に道が開けるだろうな、と。ある意味過去の自分に向けて書いてる
モノ好きたちへ
ここまで散々書いたけど、
冒頭の質問に「は?」って思った人。
むしろ今から有利よ。
言われた作業をこなすだけの人と、勝手に作る人の差がデカくなるだけなので。今まではスキルのある人が強かったけど、これからは「勝手にやる人」が強い。ルールチェンジよ。好きでおもろくてやってる、みたいな人には追い風な時代かと
あと入ること自体のハードルは高くない。今AIの波でハードル上がってる
とは言え学歴は要らないし、
熱がある限り食えると思いつつ
その世界に「入れる」と「続けられる」は別。
君たちはどう生きるか
あらためて聞くけど
あなたはCGが好きですか?
即答できないなら「やめとけ」って言葉に反応するよね、たぶん。
CGがキツいかどうかは、
正直どうでもよくて。
キツくてもやる奴はやるし、ラクでも辞める奴は辞める。
しんどいのは、心が死んでるのになぁなぁで続けること。
俺もさ、それなりの年数やって早い段階でそこそこ形になったものの「あれ、これ何のためにやってんだ」に戻ってて。戻ってくること自体は、別にいい。たぶん誰でも戻る
ただ、戻ってきた時にCGしか無いと身動き取れない。
やめとけ、とは言いつつ
入るなとは言わない。
この世界、というか業界に入ったあとの話だけど、マジで選択しないで「保留」にするのはやめたほうがいい。
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