こんにちは、さだぢです。
プロのデジタルアーティストとして活動してます。
※自分の使用してるモニターはBenQの「SW2700PT」とEIZOの「FlexScan」2台
自分は2D3D両方の業務経験があり、色の再現性を必要としたグラフィック作業かつ長時間モニターに向かって仕事をしてる立場から解説。
基本的にイラスト制作においてモニター選びで重視するポイントは「グラフィック作業」に共通した選び方なので「イラスト」に関わず「動画編集」「デザイン」「DTP」のような用途感でも考え方は同じ。
悩んでる人の参考になれば。
【作品】
【作業環境】
グラフィック作業におけるモニターの選び方
前提知識
モニター選びで知っておくべき要素は以下の通り。
※タップorクリックで詳細が見れます。
基準
上記で紹介したような色々な要素がモニターにはありますが、イラスト含むグラフィック作業においてモニター選びで意識するべき部分は「適切な大きさ」「色が正確」「目が疲れにくい」かどうか。
※タップorクリックで詳細が見れます。
上記のポイントを満たしつつ選ぶなら以下の2つ。(※現状だとこれ以上コスパのいいモニターが見当たらない)
【PD2700Q】…36,181円
27インチと一番使い勝手のいいサイズ、フルHDの倍の解像度のWQHD、さらにIPSパネル、ノングレア、フリッカー対策と基本条件を満たしつつ色域が「sRGB100%」のみなので写真や印刷には不向きだがコスパに優れたモデル。
【SW2700PT】…69,999円
上記同様に基本条件を満たしつつ色域が「AdobeRGB95%」「sRGB100%」両方対応可能なのでWeb・印刷どちらの用途にも使えて性能に対して最もコスパに優れた価格帯のモデルで万能。(※解像度がフルHDのサイズが24.1インチのモデル「SW240」であれば45,273円)
基本的にモニターが高くなる要因は「色域」で、そもそもクリエイター向けのモニターは種類が少ない。
「色域」以外のサイズ、IPSパネル、ノングレア、フリッカー対策等の基本条件を満たしたモニターであれば1万円代でも買えるものの、色域が狭かったり対応してないと色が正しく再現されずグラフィック作業では致命的なのでメインではおすすめはしないがサブモニターという用途であればアリ。(※黄緑が緑、赤が赤紫になって見える等)
いい製品は値段は張るものの、長持ちするので長い目で見たら「耐久性」「サポート」「疲労度」「作業効率」といった面々から安いモニターを買うよりも費用対効果も満足度も高い。
まとめ
改めてポイントをまとめるとこんな感じ。
- 解像度はフルHD以上
- サイズは23.8インチ以上
- 光沢の反射が無いノングレア
- フリッカー対策
- 液晶パネルは色の再現性の高いIPS
- 色域は100%に近いモノを選ぶ
- 「Webのみ」なら「sRGB」
- 「写真・印刷」なら「AdobeRGB」
- 可動域のあるスタンドがあると便利
参考になれば幸いです。
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