当ブログはプロモーション、広告を含みます。

ペイントソフトでおすすめの選び方を解説【有料・無料・用途別】

こんにちは、さだぢです。

プロのデジタルアーティストとして活動してます。

初めてデジタルで絵を描くようになってから仕事にもしてる今に至るまで様々なペイントツールに触れてきた知見から選び方を解説。

各ペイントツールの早見表

早見表は以下の通り。

値段特徴
CLIP STUDIO PAINT PRO5000円イラスト向き
CLIP STUDIO PAINT EX23000円漫画向き
Adobe Photoshop CC月額980円(※年間契約)万能
Painter53784円アナログ感
SAI5000円軽快
MediBang Paint Pro無料普通

用途感に合わせたPCスペックも紹介してるので参考に。

イラスト制作向けPCのおすすめの選び方を環境と合わせてプロが紹介

2019.12.28

CLIP STUDIO PAINT

「CLIP STUDIO PAINT」の特徴としてイラスト制作をする上で便利な線画・塗りに特化した機能があるペイントソフトです。(動画参照)

  1. 作画用のブラシ・3D素材が豊富
  2. 手振れ補正、入り抜きの綺麗さ
  3. 線の太さを後から変えられる
  4. 線の交差部分のみを消せる
  5. 色の塗分け機能が優秀

「デジタルで絵を描く」ことに特化していてプロアマ問わず最も利用率が高く売れているグラフィックソフトではあるものの画像編集機能は少し弱い。

「CLIP STUDIO PAINT 」には「PRO」と「EX」の2つがあり、違いはPROがイラスト制作用でEXは漫画にもアニメーションにも対応した全部入りの高機能版ではあるもののイラスト制作する上での便利機能は両方に備わってるので基本的にはPROで全く問題ない。(差額分を払えばEXにアップグレードも可能)

Amazonだとどちらも割高なパッケージ版しかないので公式のダウンロード版がお得。

公式サイトAmazon
CLIP STUDIO PAINT PRO5000円9350円
CLIP STUDIO PAINT EX23000円36720円

CLIP STUDIO PAINT PRO(買い切り5000円)
CLIP STUDIO PAINT EX(買い切り23000円)

Adobe Photoshop CC

「Photoshop」は画像編集・加工に特化しつつも絵も描ける総合画像編集ツールです。(動画参照)

  1. 画像加工・編集機能が豊富
  2. イラスト描画・デザイン作業も可能
  3. 写真に写りこんだモノを消せる
  4. 素材の切り抜きや合成が優秀

プロのイラストレーターでも使ってる人は多く、素材を組み合わせたり高度な画像編集機能を駆使したりして「絵を描く」というよりも「画を作る」ことで力を発揮するので純粋に「描く」のみの場合は「CLIP STUDIO PAINT」の方が使い勝手がいい。

「Photoshop」が使えるのは「コンプリートプラン」「Photoshop単体プラン」「フォトプラン」の3つで「Photoshop」のみを最も安く買うならAmazonではなく公式サイトの「フォトプラン」がお得で「Photoshop」自体の機能は全く同じ。(参照記事:Photoshop単体よりもPhotoshop+Lightroomの方が遥かに安いのはなぜ?)

ちなみに機能が制限された買い切りの廉価版の「Adobe Photoshop Elements」もあります。

公式サイト(月額契約)Amazon(12ヵ月契約)
コンプリートプラン5680円65760円
単体プラン2480円26160円
フォトプラン980円23760円
廉価版(買い切り)17800円17800円

Adobe CC フォトプラン(月額980円)
Adobe Photoshop Elements(買い切り17800円)

Painter

「Painter」は限りなくアナログに近い描き味のペイントソフトです。(動画参照)

  • 高い表現力を持ったブラシが豊富
  • 絵の具が乾くような表現も可能

手描き感のあるタッチを求める作家やアナログ出身の人が好んで使っていて、数あるペイントツールの中で「Painter」のブラシが最も高い表現力を持っていると言っても過言ではないものの「CLIP STUDIO PAINT」のような線画や塗りの作業が便利になる機能は無く「Photoshop」のような画像編集機能も弱い。

お得に買いたかったら公式サイトで節目のタイミングでセールのような形で値引きもしてるので気になる方は要チェック。(古いモデルを購入する、海外製のアカデミック版を購入する、という選択肢もありますが保障が不明で自己責任なのでおすすめはしないですが情報として一応記載)

ちなみに機能が制限された買い切りの廉価版の「Painter essentials」もあります。

公式サイトAmazon
Painter53784円65780円
廉価版7800円無し

Painter(買い切り65780円)
Painter essentials(買い切り7800円)

SAI

SAIは非常にシンプルなペイントソフト。

古いペイントツールなのに未だに一部のプロにも使われてるペイントツールで特徴として「軽いので最低限のスペックでも使えて線画が優秀」ことにありますが、値段が「CLIP STUDIO PAINT PRO」と同じで要求スペック以外は下位互換なので「スペックの低いパソコンしか持ってない」という人以外は推奨しない。

塗りや画像編集は無料ツールと同程度ですが、動作が軽快で線画機能が優秀なので線を描く作業をする時だけSaiを使う、という使い方をする人が多い。

SAI(5000円買い切り)

MediBang Paint Pro

「MediBang Paint Pro」は他の有料ソフトに比べて作業効率やクオリティーアップ面での便利な機能が無いものの描く上で必要最低限の機能を持ち無料で使えるのが強み。

ペイントソフトを買うほどではないけどちょっと必要、という人向け。

MediBang Paint Pro(無料)

まとめ

改めてポイントをまとめるとこんな感じ。

絵を描きたい、線画・塗りが優秀
CLIP STUDIO PAINT PRO

PRO+マンガも描きたい
CLIP STUDIO PAINT EX

画を作りたい、合成・画像編集が優秀
Adobe CC フォトプラン

Photoshopの機能を少し使えればいい
Adobe Photoshop Elements

リアルなアナログ感を重視したい
Painter

Painterの一部のブラシで十分
Painter essentials

性能の低いPCでも軽快・線画が優秀
SAI

無料がいい
MediBang Paint Pro

どれも無料体験版があるので自分のイメージしてる用途感から選んで触ってみてから買うのがおすすめで、その参考材料になれば幸いです。

 

合わせて読みたい

ペンタブの「おすすめ」ではなく「選び方」の知恵【初心者対応】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です