こんにちは、さだぢです。
海外製のペンタブの使い心地が気になる…。
ワコムは家電量販店に行けば触れるんですが、海外製のペンタブは国内で触れる場所が無いので調べた情報や口コミを元に参考にするしかなく…。
レビュー記事は探せば出てくるんだけど本職じゃない人のが結構多い…。
ペンタブについて色々調べたり実際に試してみたりして比較しながら記事を書いてる身としては触り心地をちゃんと確かめておこうと思い、中華製の板タブ「HUION H610 PRO 筆圧レベル8192」を購入した次第です。評価が高くコスパも良いモノを選びました笑
よかったら参考にしてください。
ちなみにギャラリーから普段どんな作品を作ってるのか見れるよ
中華製のHUION「H610 PRO」
届いた箱を開けて思ったのが思ってたよりも全くチープな感じがしない。
というか同じ値段帯ならむしろワコムの方がチープに見える…
サイズとしてはワコムのMサイズと同じくらいの大きさでサイズ感は悪くない。
ちなみに中に付属で入ってた手袋が中々いい感じ(笑)
HUIONの「H610 PRO」付属の手袋 pic.twitter.com/5zrlFfY7wn
— メモ用 (@ngomeen_memo) 2018年3月16日
不具合?
全て設定し終わって「よし!描くぞ!」と試そうとしたらまさかの不具合が…ペンのショートカット機能が反応しない…。
他の機能はカスタマイズで全部オフにしてるけどペンは頻繁に使うので反応しないと困る
メールとスカイプでの連絡が出来るのでメールで不具合を伝えたら数時間で返事帰ってきた。
何度かのやり取りを通して問題解決したけどレスポンスが早い…っていうかトラブルがそれなりにある前提だからサポート対応がしっかりしてて、箱を開けた時に最初にサポートの連絡先が書いてある手紙が入ってるんだろうなっていう(笑)
もし海外製のペンタブを買う場合は「ドライバは付属のCDではなくホームページから直でダウンロードすること」「ワコムのドライバはアンインストールすること」を意識しとけば面倒なことは回避出来る可能性は高いかも。
格安タブレットの描き味は…
HUIONの「H610 PRO」の描き味テスト pic.twitter.com/6NbKXGUa6e
— メモ用 (@ngomeen_memo) 2018年3月16日
OSはWindosでPhotoshopCS6での使用になりますが、1週間ほど仕事でも試しに使ってみた結果問題ありませんでした。
海外製は「ペン先が沈み込む」っていうレビューが多くて、実際に使ってみて強弱の付き方に結構癖があって慣れが必要だったけど許容範囲のレベル。
ただ、線画に関してはワコムの方が描きやすい感じだったので、線画で高い精度を求めるような仕事をしてる人はワコムの上位ペンタブがいいかなぁと思いつつ大体の人はこれで十分かな。自分含め
ちなみにペンは充電式だけど寝る前充電してたので気にならなかったですね。数時間充電すれば2~3日は普通に持つっぽい?
動画でシュッシュッと素早く線を引くような動作をすると一瞬遅延してて「あれ?こんなだったかな?」と思って確認したら録画上でのみだったのでそこは勘弁(笑)
筆圧も結構な幅で調整できるけど色々試した感じだとちょっと鈍めでもいいかもしれない。
ちなみにYoutubeに下のようなメイキング動画を投稿しているんですが、ここで買ったHUION製のペンタブで作業してます。純粋なイラスト作業ではないけど笑
ワコムのIntuosとの比較
当時の定価で3万円弱したワコムのIntuos4を買ってから5年くらい使ってるんですが、「H610 PROはIntuos4と遜色ない」というAmazonレビューを見たのでちょうどいいと思って比較。
体感からすると癖が無いIntuos4の方が使いやすいものの慣れれば同程度のパフォーマンスは全然出せる印象です。ちなみに「Intuos4」は現在の「Intuos Pro」にあたる板タブで、古いながら最新の「Intuos Pro」と描き味は遜色ない
「Intuos4」と「H610 PRO」を表で簡単に比較するとこんな感じ。
H610 PRO | Intuos4 | |
値段 | 8000円弱 | 30000円弱 |
サイズ | M | M |
筆圧レベル | 8192 | 2048 |
ペンの充電 | 有 | 無 |
ワイヤレス | 無 | 無 |
正直筆圧は2048超えたら筆圧の差はそこまで重要じゃなくて、沈み込みと少し癖のある筆圧のかかり方の方が差を感じます。Intuos4の方が描きやすいし
値段も考慮すると代替品としては十分すぎる感じはある。
左がワコム、右がHUION
サイズはワコムのMサイズと大体一緒だけど描画エリアは大きい。
ペンはHUIONの方が軽い。
ペンスタンドはワコムの方が重量あるので安定感ある?
替え芯はワコムが色んな種類を取り揃えて10本入り、HUIONは基本の替え芯が8本入り。
「H610 PRO」は買い?
以前であれば問答無用でおすすめできたんですが、ワコムが2018年3月9日に出した「Wacom Intuos」が思いのほかいい感じで…。
表にするとこんな感じ。
H610 PRO | Wacom Intuos S | Wacom Intuos M | |
---|---|---|---|
値段 | 8000円 | 9000円弱 | 20000円弱 |
サイズ | M | S | M |
筆圧レベル | 8192 | 4096 | 4096 |
ペンの充電 | 有 | 無 | 無 |
ワイヤレス | 無 | 無 | 有 |
今までのワコムの安いペンタブって微妙だったんだけど、「Wacom Intuos」は安価ながら思ってたよりもいい商品。
描き味は「H610 PRO」と同程度で同じ一回り小さいSサイズで9000円、Mサイズで2万円弱でちょっと高いけど「Intuos Pro」よりは安いっていう立ち位置。
2万円のMサイズになるとワイヤレス対応で描画ツールも付いてくる上に筆圧に癖がない分ちょっと描きやすいのが悩ましいところ…。
描画ツールに関しては3種から選べるけどぶっちゃけCLIPSTUDIOPAINT以外は微妙で使用できるのは期間限定で2年のみなので普通に永続で使える5000円のダウンロード版を買った方が安上がり。
まとめ
ワコムも試して比較した感じからを言うと、上位種と遜色ないってレベルではなかったものの同等の働きはできる印象。
国内製のワコムと比べると相当安いので「粗悪品じゃね?」ってイメージが多少あったんですが「安かろう悪かろう」では決して無く、むしろワコムが今まで高すぎるのでは?と思うほどでした。
線画をメインとした仕事だとワコムの方が使いやすいものの俺みたいな塗りをベースにした描き方では問題ないし値段を考えると十分コスパが良いペンタブかなぁと。プロであるならもっと良いモノを買った方がいい感じではある
なのでペンタブとしてのコスパで選ぶなら「H610 PRO」で、割高になるけどワイヤレス機能や線画の描き味を重視と思うなら「Wacom Intuos」を選ぶといいんじゃないかと。
総合的に板タブは海外製の方が強いと思います。板タブは負けてるけどワコムの高価な液タブはまだ取って代わられない感じかな
▼他のペンタブの比較にも興味があったらどうぞ!▼
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